8.27脱原発 夜の新宿デモ報告

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7.23に続いて新宿中央公園・水の広場に18:00集合、主催者アピールに続いて18:30に歌舞伎町方面を目指してデモは出発した。いったん事故を起こしたら取り返しのつかない事態を招いてしまう原発事故。広域かつランダムに発見される放射能による土壌汚染と拡大し続ける牛肉、野菜等の食料汚染。ホットスポットは都内にも発見され、ついには米の汚染までもが話題にのぼり始めた。
今、現在、こうした福島原発事故の渦中にあるにもかかわらず、稼動中の原発を一刻も早く止めようという声は十分強力だとはいえない。気象庁はマグニチュード7クラス、阪神淡路大震災クラスの余震を警告しているのに。
だが北海道電力の泊原発は厳しい非難のなか、震災後初となる営業運転再開に突入した。二重チェック体制を謳っていたのに安全委員会は何もしなかった。高橋はるみ知事は道民を守る義務があるにも関わらずあっさり再開を認めた。このような暴挙を推進する北電、そうして経済産業省は、事故が起こった時一体どのような責任をとるのだろうか。
およそ200名のデモ参加者は、原発はいらない、安全な野菜が食べたい、子供を外で遊ばせたい……とシュプレヒコールを繰り返しながら、青梅街道を進み大ガードをくぐり新宿区役所、花園神社入口を過ぎて、夜の新宿を行進した。
靖国通りを東へ向かい、新宿一丁目北交差点を右折し、東電東京支店近傍の交差点を左折して花園西公園で解散。総括集会において、原発推進のためであったことは明らかだが、電力不足を強調してきた東電が、180度方向転換して、電力消費の拡大を、つまり電力使用制限令の解除・緩和にむけた協議を経産省に申し入れたというニュースが、たんぽぽ舎の柳田さんから報告された。予想されたとおり原発の電力は不要なのだ。
散会の後、近所の居酒屋で30数名の有志による「共食」が催された。たんぽぽ舎、東電前アクション、自治体議員・市民連盟、associations.jpのメンバーらが多かったが、一刻の猶予もならない稼動中の原発停止を目指して行動を続けることが確認された。(H)