「原発ゼロへ!止めよう再稼働 4・11アクション」報告

 集会の始まった18:00頃はいったん止んでいたのたが、集会を終え、首相官邸前目指して日比谷公園の中幸門を出発するころには再び雨となった。再稼働を目指す政府の動きが露骨になったこの一週間、連日のように「官邸前緊急アクション」と銘打たれた夜の抗議行動が行われており、6日の夜には約1000名もの人々が集まった。しかし今夜は、この悪天候と、「国会への請願デモ」という形式がいまひとつアピールしなかったためか、参加者は700名にとどまった。
 再稼働反対を意思表明しながら官邸前を過ぎ、国会へ向かい、強まってきた雨の中、以下の衆参両院各党議員9名を前に、文末に添付した要請書が読み上げられた後に手渡された。
[衆議院]社会民主党:服部良一、重野安正、吉泉秀男
     日本共産党:笠井亮
[参議院]社会民主党:福島瑞穂、山内徳信、又市征治
     みんなの党:川田龍平
     日本共産党:紙智子

 この後デモは再稼働反対を訴えて赤坂見附から虎ノ門を経て、関西電力東京支社へ、さらには東京電力前へ向かい、新橋方面の桜田公園にて解散した。

<要請書> 総理大臣 野田佳彦様        2012年4月11日      
   経済産業大臣 枝野幸男様

安全詐欺の「政治判断」による大飯原発3、4号機再稼働を中止してください

野田首相ら4閣僚が1両日中にも閣僚会合を開き、大飯原発3、4号機再稼働の「政治判断」を強行しようとしています。私たちは、以下の理
由からこの「政治判断」自体の中止を要求します。

1. 再稼働の前提とされるストレステスト審査を担った原子力安全・保安院、原子力安全委員会は、東電福島第一原発事故を招いた「戦犯」
組織であり、信頼を完全に失っています。

2. ストレステスト意見聴取会委員の強い懸念を無視して作られた保安院の審査書は無効です。

3. 当事者、主権者である傍聴者を締め出して強行された保安院、安全委員会の審査は無効です。

4. 審査対象の原発メーカーから献金を受け利益相反の疑いがあるストレステスト意見聴取会の4委員(岡本孝司、山口彰、阿部豊、奈良林
直)と班目春樹安全委員長、代谷誠治安全委員らによる審査は無効です。

5. 班目安全委員長は「1次評価だけでは安全性評価は不十分」と表明し、保安院の市村知也原子力安全技術基盤課長も同調しました。2次評価抜きで「安全」と判断することはあり得ません。

6. 関西電力は大飯原発の耐震安全評価において、3本の活断層の連動による揺れを不当に低く見積もっています。計算式の妥当性を含め、
情報を開示し、時間をかけた3連動評価が必要です。

7. 保安院が安全委員会への回答書で、制御棒の挿入評価値を従来の「2.16秒」ではなく「1.88秒」との関西電力のデータを記載したのは、「原発耐震偽装」であり重大なスキャンダルです。

8. 原子力規制庁の発足と国会事故調報告の反映がない限り、再稼働を議論する余地はありません。

9. 保安院、安全委員会、4閣僚が責任転嫁し合う「無責任トライアングル」は許されません。

10. 枝野経産相の言葉通り「日本全国が地元」です。福井県、京都府、滋賀県、大阪府はもとより、日本全国の自治体、住民の完全な同意
なしに再稼働することは許されません。

11. 根拠不透明な関西電力の「電力需給見通し」を口実に再稼働に動くのではなく、独立した第三者による検証を早期に実施し公表す
べきです。安全性と需給を天秤にかけてはなりません。

12. 全ての世論調査で再稼働反対が大多数です。主権者無視の権力行使に正当性はありません。

13. 4閣僚が進める「原発は安全だから対策は後回しでいい」との新たな安全神話を拒否します。4閣僚は「事故が起きた時の責任」ではな
く「事故を防ぐ責任」こそを果たすべきです。

主権者である市民は、既に、再稼働反対と脱原発を「政治判断」しています。4閣僚は、民意を受け止め、市民を危険にさらす再稼働ではなく、脱原発こそを「政治判断」すべきです。私たちは、再稼働を断念し、原発稼働ゼロから一刻も早く原発全廃へと進むことを強く求めます。

 再稼働反対!全国アクション

[連絡先]
(FAX)03-6424-5749 東京都文京区関口1-44-3 信生堂ビル2階

原子力基本法改悪に断固抗議する緊急アピール