9.11再稼動反対・脱原発! 全国アクションの報告(日比谷&新宿)

【『9.11経産省を人間の鎖で囲もう! 1万人アクション』】
午後1時を過ぎる頃から日比谷公園・中幸門に参集者は膨れ上がっていった。1時半のデモ出発時にはおよそ2000人くらいだったと思われる。経済産業省を人間の鎖で封鎖するのが、今日のクライマックスだ。かつて、チェルノブイリの後、反原発運動の盛り上がりの中で、同様の試みが一度あったそうだ。しかし、人数が足りず囲みきれなかったと聞いている。
デモ隊は公園を出てすぐ、1ブロック先の東電本社前にさしかかった。
「きれいな空気を返せ!」
「きれいな水を、土を返せ!」
女性の声が響いた。
「東電は故郷福島を元通りにして返せ!」
「東京にもホット・スポットはあるぞ、東電はただちに除染せよ!」
「埼玉にも千葉にもあるぞ、ただちに除染を行え!」
「東電は企業責任を果たせ!」
「汚染された廃棄物を、ガレキを、ただちに引き取れ!」
男性の声が続いた。
あっという間に東電本社前は過ぎた。2000人の隊列が、東電を糾弾し、再稼動の阻止を訴えた。
暑い日差しの下、公園を出て1時間足らずで新橋方面への周回を終え、デモは順調に進んだ。経済産業省の前を過ぎて、隊列はいったん日比谷公園西幸門に戻った。経済産業省を取り囲みにかかるのは3時半からの予定。それまで1時間くらいあった。各地から、今日の鎖に参加したいというメールが、関係者に続々と届いていたのだそうだ。その人たちのために予定の3時半まで、1時間待つことにしたのだろう。
5時から経済産業省正門前で、10日間のハンガーストライキに入るという20歳前後の若者たちが、遠くは瀬戸内海の上関からも集まってきていた。休憩中のデモ参加者たちと共闘を確認しあった。
3時20分、公園の木陰で、思い思いに休憩していた人たちが動き出した。西幸門側の角を起点に、半分は時計回りで、残りは反時計回りに。あとから来る人たちが先へ先へと加わり、列が延びていく。人数は十分だった。
およそ30分ほどかかったろうか。人間の鎖は、およそ周囲1キロの、経済産業省の本館、別館、保安院などの建つ敷地を包囲した。4時前にスピーカーから主催者の指示があった。建物に正対して手を繋いだ。
鎖が完成したのだ。繋いだ手を挙げた。
「経済産業省は解体して出直せ!」
「自らの不始末をちゃんと償える体制を整えろ!」

【新宿アルタ前広場】
「原発やめろ広場」が出現しているはずと、日比谷から地下鉄で移動してきたが、予想は外れた。素人の乱主催の「9.11新宿・原発やめろデモ!!!!」はコースが変更されていたのだ。当初は出発点もゴールも「アルタ前広場」の予定だったが、当局に阻止され、出発点もゴールも急遽新宿中央公園へ変更となっていた。それでも新宿駅東南口では警官隊と対峙するように活発にライブが行われていた。デモの終了後「原発やめろ広場]がどこに出現するのか、あるいは中止となるのか、夕方5時の時点では見当がつかなかった。デモ参加者が12名不当逮捕されたという情報も飛び込んできた。
しかし、主催者の交渉の結果、6時には「原発やめろ広場」が新宿アルタ前に出現した。なんとか手配した街宣車を機動隊の大型車両の間に割り込ませ、素人の乱の松本哉さんがステージである街宣車の屋根に登場。デモを終えた人々も到着していたのか、5分もたたないうちに新宿東口は人で埋め尽くされた。
この夜、ステージに立ったのは実に多様な顔ぶれで、飯田哲也(環境エネルギー研究所所長)、柄谷行人、小熊英二、雨宮処凛、福島みずほ氏等々。またスピーチの合間には藤波心さんの歌などもはさまれ、いとうせいこう氏の見事なライブ、いやポエトリーリーディングで最高潮に達した。(H)

● 『9.11経産省を人間の鎖で囲もう! 1万人アクション』
【集合】 13:00 日比谷公園・中幸門(霞ヶ関駅、内幸町駅)
【デモ出発】 13:30 新橋方面/東電前などを通り日比谷公園まで
【アクション】 15:30〜17:00 経済産業省(保安院)を1万人の「人間の鎖」で包囲!
●『9.11新宿・原発やめろ!!!! デモ
【集合】 14:00 新宿中央公園・水の広場
【デモ出発】 15:31 新宿駅方面/靖国通りを大ガードを経て三丁目まで進み右折して甲州街道へ至り、さらに右折して再び新宿中央公園まで
【反原発広場】 18:00〜21:00 新宿駅東口アルタ前広場
LIVE:いとうせいこう×DUB MASTER X/伊東篤宏/寺尾紗穂
TALK:柄谷行人/飯田哲也/小熊英二/雨宮処凛/松本哉/山下陽光/福島みずほ

原子力基本法改悪に断固抗議する緊急アピール